ぼろぼろぽろぽろ

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―――――――― 何かが焦げたような匂いがして私は目を覚ました。 寝ぼけ眼が焦げた臭いの根元を探すと、キッチンで本を片手に鍋と格闘する真田が目に入った。 目、覚めたんだ…… 私は今まで寝ていたことから来る、若干の頭痛を伴いながらゆっくりと立ち上がる。 あくびをした時に頬に突っ張ったような違和感を感じ、触れると涙の筋が出来ていた。 ……泣いたっけ、私? そんな事を思いながら、とりあえずこの臭いを何とかしようとキッチンに向かった。 「……何してんですか?」 「んっ?おぉ、目覚めたか?もう5時過ぎてるし腹減ってな。けど、やっぱ俺には料理はできんみたいだ」 懸命に絞り出した声で問えば、苦笑して指差した先にあったものは 「……え、何コレ。うんこ、ですか……?」 「お前っ!女子高生が気軽にうんことか言うなよ」  
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