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「なっ、ちょっ!起きてたんですか??!」
「おー」
頭を掻きながら、曖昧な返事。
起きてたなら言ってよ!!私、変態みたいじゃん!
けれど、それ以上追求される事(私が変態とかいうくだり)はなかった。
「と、とりあえず。できました」
「よし、行くか」
真田さんは、膝をパンと叩くと、重い腰を上げ、立ち上がった。
今まで下を向いていた目線は、一気に上に向いた。
「うわっ、おっきぃ……」
私なんか丸ごと隠してしまう、大きな影に、思わず、声が漏れてしまった。
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