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もう作ってあったから、チンとするだけ。
本当に、発明してくれた人ありがとう!!
心の中で感謝しながら、一緒に作っておいた野菜炒めも例の如く、チン。
お味噌汁はもう一度火にかけた。
冷めていたそれらは、あっと言う間に、作りたてを思わせた。
私の家よりも、少し小さなガラス張りの洒落たテーブルに、おかずが再びのる。
そういや、家族以外に食べてもらうのって、初めてなんだ……
緊張するーっ!!
どうしよ!砂糖と塩、間違ってないよね?
変な不安を抱えながらも、私達は手を合わせた。
「いただきます……」
しばしの沈黙のあと、真田はお箸を止めて呟いた。
「うまい、うまい」
「ほっ、ほんとですか??!」
やったぁーっ!!私は立ち上がって、喜んだ。何だか、受験にでも合格したような気分!
「お前料理うまいのな」
真田は目を細め、味噌汁を啜りながら呟く。
なんかなんか、すっごい嬉しい!
「ありがとうございます!!」
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