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食べ終わり、片付けも食洗機のおかげですんなりと終わった。
その後、勿論抵抗はあったけど、入らないわけにもいかないため、私は先にお風呂を頂いた。
やはり、というべきか、驚くべきか、お風呂はもちろん大きかった。
泳げるかって言うぐらいに。
明日は休みだし、ゆっくりで良いんだけど、やっぱり気になるのが寝室。
一緒?んな、訳ない。
私だってこんな貧相な体してるけど、一応女だしね!
そんな事を考えながら、依然としてソファーに、座っている真田に聞いた。
「あの、私ってどこで寝れば……?」
「あぁ、そうだな。ここベッド一つしかねぇんだよ。……一緒でいいだろ?」
さも、当たり前かのように私を見る真田。
「な……っ!じゃあ、私地べたで寝る!」
「はぁ?お前、馬鹿だろ」
「だって!私いちおう女だもん!男の人と一緒に暮らすのもあれなのに、一緒に……ね、寝るだなんて!恥ずかしいもん!」
「……恥ずかしがらなくとも、貧乳は仕方ないだろ。気にすんな」
「言いたいのは、そんな事じゃない!」
男の人と一緒に寝るのが嫌なのに!すると、真田はようやく重い腰を上げた。
「わかった。俺、ソファーで寝るから。……な?」
「ええっ?それはいい!悪いから、私がソファーで!」
私よりも、三十センチほど大きな男が目の前に立った。
そして頭を二回ほど、優しく叩く。牽制するかのように。
「……女をソファーで寝かせられる訳ねぇだろ?お前は、ベッドで寝ればいい。……気にすんな」
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