13882人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の家に住まわせる事に決めたのは、素直に俺がイヤだっただからだ。
もちろん、その家が汚いわけでも、狭いわけでもなかった。
いやむしろ、親が稼いでいるからか、一般よりは広く、新しいくらいだ。
それでも、俺が連れて帰りたかったのは、俺の家にいる、こいつをただ見たいだけだ。
そう思わせたのは、こいつの反応。
俺を、俺として。
一人の人間として見てくれているようだから。
それに、文句を言うし。
なのにちゃんと俺に従い、準備はする。
そんなこいつが、新鮮だった。
最初のコメントを投稿しよう!