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俺は寝慣れたシーツに横になった。この手触りが気に入って何枚もこれを所持している。
努杜も横になった事を確認し、手を伸ばして掛け布団をかけた。
こいつは多少、わがままを言った方がいい。
周りを気にし過ぎているのだ。俺はこいつが壊れそうで怖い。
それに、こいつのわがままなら聞いてやっても構わない、むしろ聞きたいとさえ、思っている。全く、こいつは凄いやつだ。
この俺にそんな事を思わすんだから。
末恐ろしいとは、この事か。
しかし、わがまま言えよ。そう言った意味で口にした言葉は、ちゃんと理解しているのか分からない。
ただ、その後目を閉じて、温かなベッドの中は眠気をすぐに呼んできて、久しぶりにぐっすりと寝れたのは確かだった。
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