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「夏木はやてと秘書の瀬田希だ」
「どうも」
手で示せば、真田に引けをとらないぐらいに男前な夏木はやてさんが頭を下げてくれた。
私もつられて頭を下げる。
「よろしくね」
もう一人は、めちゃくちゃ美人な瀬田希さん。
秘書って……、危ない関係のあれ??!お昼のドラマで、裏で根回しとかしてる……。
「……ドラマの見過ぎた、このド阿呆」
後ろから、何か柔らかい物で頭を叩かれた。
また、口に……っ?!
恥ずかしい!!今のは恥ずかしすぎる!
うぅ……、穴があったら入りたい。というか、そこを住処にして良いですか……。
「……とりあえず、お前ら休憩だ。休んでいいぞ」
私を見事にスルーし、皆に手を叩いて、指示を出す。
すると、パソコンのキーを叩いていた、全員の動きがピタリと止まった。
まさに、鶴の一言。
ここまで彼の言うことは、絶対なんだ。やっぱり、社長さんだ……。
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