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「優太がまだお風呂入ってないから、私がまだ入れないし、掃除も出来ないじゃない!? さっさと入ってきなさい! って、また寝てんじゃないっ!」
「うごっ! 痛いですって! 大体、また眠らせようとしたのは夏子さんでしょうがっ!?」
俺は必死にこの魔王に弁解をするものの、こんな時間まで眠ってしまっていた俺が悪い事に変わりはなく、言い訳はただ単に夏子さんの怒りに輪をかけてしまっただけだった。
「いいから、さっさと風呂入ってきなさい! でないと、優太お風呂無しよ!」
「ひ、ひぃ! 了解しましたであります!」
情けない悲鳴を挙げ、俺はタオルと着替えを片手に魔王の居る部屋から逃げ出した。
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