Mission NO,0

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今から俺が風呂に入り、出る時刻を最速11時30分に出れると仮定しよう。 すると、それからようやく夏子さんは風呂に入れるわけで、自分が入り 、更に掃除をすれば就寝時刻はゆうに12時を過ぎてしまうだろう。 睡眠第一という家訓を掲げている夏子さんにしてみれば、貴重な睡眠時間を俺によって削られたって事になる。 夏子さんの怒りもわからんでもない。 でも、たんこぶ三つは代償がデカすぎるぜ……。 服を適当に脱ぎ散らかし、籠に制服を入れもせず、ハンドタオルを片手に風呂場に入る。 広さはそこらの銭湯の規模を少しばかり縮小した程度。文句は無い広さ。 勿論、水風呂やサウナに露天風呂なんていうサービスは行き届いてはおらず、あるのはシャワーと大きな湯舟だけだ。 しかし、床は大理石とでも言うのだろうかツルツルとした素材の石が敷き詰められている。 いつか誰か滑って転んで頭打ちそうだな……。
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