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いつものように出会い系にアクセスし、投稿する私。 何十通というメールが寄せられ皆が私に寄ってたかってくる。 大半は「やりたい」男なんだろう。 どうせ男なんてそんなもの。私だってそれが目的なんだから。 その中からすぐに会えそうな男を見つけ、早速返事を送った。 『陽平さん、メールありがとう♪ぢゃあ今から一時間後に尼崎駅で会えるかな?』 「送信完了」 断る男なんてまずいないだろうし早速着替え、準備にとりかかる。 「紗姫ちゃん、またお仕事に行くの?」 不意に背後から妹に声をかけられ少しビクッと反応してしまったがすぐさまいつもの私に切り替え、妹の頭を撫でながら答えた。 「うん、ごめんね。美華に遊んでもらってね?」 妹にそう言い残し私は家を出た……。
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