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第零章
「どんなに無様な姿を晒しても
君たちを救えるのならば
どうなっても良かった」
「…愛してる。
ずっと愛してる。
ずっとずっと、愛していた」
―――誇り高き術士
「…俺は今すぐ強くなんなきゃ
いけないんだよ……」
「俺……お前がスキだ」
「少し手を伸ばせば届く距離に
君はいたのに……。
今はこんなにも君が遠い」
―――育まれた心
「僕は…僕は、
君と共に生きたい…!!」
「君と一緒に生きることが
これから僕の全てになるんだ。
そのための試練だと思えば…
…ほら、僕が傷つくことぐらい
軽いモノでしょう?
だから…ね?」
「…さよなら……かな?」
―――揺るがない決意
「大切だった。
何よりも、あなたが。
俺の全ては
あなたを中心に回ってた」
「俺はあの笑顔を守りたかった。
あの笑顔だけが
俺の救いだったのに―……」
“俺と―……契約しない?”
―――最期の物語
第零章
『始まりの日』
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