プロローグ 人生の分岐点なんて意外とあっさり来る。

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事務所の中は比較的綺麗であり、デスクに本棚、来客用のソファーもあった。 「ささ、まぁ座って座って。」 そう言われ、俺はソファーに座った。少しすると、男はコーヒーを持って来て、俺の向かいに座った。 「おっと、自己紹介が遅れたね。俺の名前は姫宮流(ひめみやながれ)。この『姫宮トラブル解決事務所』の所長さ。」 「あ、俺は伊達直人って言います。」 男―姫宮さんにつられ、俺も自己紹介した。 そして出されたコーヒーに口をつけたのだが……… 何これ!?甘ぇ!? 姫宮さんの淹れたコーヒーは、某M〇Xコーヒーも真っ青の甘さだった。 なんつー甘党だよこの人……。
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