2人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
俺が内心オロオロしていると、いきなり姫宮さんが大声で笑いだした。
「あっはっは!!君、面白いねぇ!!よし、採用!!」
え、マジで!?
「あの~そんなに簡単でいいんですか?」
俺はおそるおそる尋ねた。
「ああ、いいのいいの。どうせこの事務所、今まで俺一人だったし。そろそろ助手が欲しかったんだよね~。」
その言葉を聞いて、俺はものすごい脱力感に襲われた。
確かに冷静になってみると、この事務所に姫宮さん以外の人は見当たらない。そして、履歴書がいらなかった理由も納得がいく。
どの道採用する気だったんだな、この人……。
最初のコメントを投稿しよう!