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すると突然、姫宮さんが立ち上がった。
「わかりました!矢野さん!その依頼、引き受けましょう!」
「本当ですか!?」
「はい!大船に乗ったつもりでいてください!」
あ、依頼受けるんだ姫宮さん。………つーかそんな大見得切って大丈夫なのかよ……。
そして、矢野さんが帰ろうとドアまで行ったとき、姫宮さんが話し掛けた。
「それでですね……成功したときの報酬はお幾ら頂けるんでしょうか……?」
いきなり報酬の話か……。………俺にとっても重要だけど。
すると矢野さんは
「ああ、そうでした。あなた方がしっかり幽霊の正体を暴いてくれたら、お礼として100万差し上げますよ。」
と言って帰って行った。
へ~100万だって。…………って
「「え~~~~~!!」」
見事に俺と姫宮さんの声がハモった。
「ひゃ、100万円って、どんだけ儲かってるんですかね?あの人の病院。」
「お、俺が知るかよ。とりあえず、でかい仕事だ。張り切って行くぞ!!」
「はい!!」
こうして俺たちはその日の夜、その病院へ行くことにした………。
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