第1話 怪しいと分かっていても見たくなるのが人の性(サガ)

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しかしなぁ…………。今更ながら、この病院は結構広い。闇雲に探した所で相手は幽霊。そう簡単に見つかるはずがない。 時間を確認すると、もう日付が変わっていた。 やばいな………マジで夜が明けるぞ……。 俺がそう思った時だった。 ガサガサッ!ガサゴソッ! …………何の音? ガサゴソッ!グシャッ! おいおい…………。こりゃ絶対何かあるな………。 「おい直人。今の音………。」 姫宮さんにも聞こえたらしい。まぁ当然か。 「行ってみましょう!姫宮さん!」 俺と姫宮さんは音のした方へ走った。
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