第1話 怪しいと分かっていても見たくなるのが人の性(サガ)

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問題の音がした部屋は3階の端にあった。 俺と姫宮さんはお互いにうなずくと、勢いよくドアを開けた。 バァン! ………はい、ここで問題です。部屋の中には何がいたでしょう? ポクポクポクポク…チーン…… 答えは、パイプ椅子に埋もれた凶悪な面したオッサンでしたーー。 さっきのグシャッ!はパイプ椅子でずっこけた音だったんだねー。 …………っていやいやいや、何この状況………。 俺と姫宮さんは唖然とするしかなかった。
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