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「あ゛ん!?暗くて周りが見えなくてパイプ椅子の山につまずいたんだよ!わりぃか!」
いきなり逆ギレしつつしっかり質問に応じる凶野。なんだこいつ…………。
え、凶野がここに隠れていた理由を聞かないのかって?どーせ警察から逃げようとして、この病院に逃げ込んだんだろうよ。
「見られちゃあしょうがねぇな。テメェらには死んでもらうぜ!」
そう言って凶野が取り出したのは………拳銃だった。
一瞬、姫宮さんの顔が強張る。………もちろん俺も。
「余計な真似はするなよ。とりあえず手を上げろ。」
凶野はこちらに拳銃を向け、そう言った。
この状況…………。普通の人間なら、冷静な判断ができず、されるがままだろう。
そう、「普通」なら………。
悪いけど…………
俺は「普通」じゃねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!
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