いつまで経っても蛙

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僕はまだ小さかった 何もなかった 初めて見たものもわからなかった ただ動いていた 外なんて知らなかった ここが自分の居場所だと思ってた ここがただ独りの居場所だと思ってた 何も知らない ただ呆然としたままだった 「何も知らないままでいい」 そう理解してた   転機なんてあるはずがない ただの自分を当てにするするはずもない 佇む自分を羨ましがるはずもない 何も気にしない。それがよかった   そう、これが毎日の平和だ。と...
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