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栄治
『ん?…なに?このメール…??新しい出会い系か何かの詐欺か?…とりあえず、シカト』
引き続きスロットを続け、右隣の台に移動する。
すると、直ぐさま20歳ぐらいの服もズボンもペンキのしずくでゴテゴテに汚れたデカイ兄ちゃんが栄治のどいた台にドガ!! と座る。
栄治
心の中で→『なんだ~?この兄ちゃん!土曜の昼過ぎに汚い作業服で…仕事昼までか?…しかし感じ悪いなぁ…』
バコッ!ドガッ!バコッ!
栄治
心の中で→『あぁ~あ!レバーを毎ゲームぶん殴ってるよ……最低な奴が隣に座ったなぁ、ストレスだ……』
すると、隣の兄ちゃん、わずか十数ゲームで前兆→大当り ⑦⑦⑦
兄ちゃん
『ヨッシャー!さっき負けた分取り戻すぞー!』
栄治は思わず兄ちゃんと目が合ってすぐに目をそらした……
栄治は嫌いなタイプの人間にハイエナされて、イラッ! っときた自分を落ち着かせようと台をキープして席を立つ……(プルルルッ)またメールである。
内容はサブタイトルに『ついてないね』のみである。
栄治はトイレにむかいながら思った…『このメール…アドレスが付いてないのに《返信》がある。……何で?』栄治は『うるせー』とだけメールを打って返信した。
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