残骸に咲く紅

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残骸に咲く紅

暗闇の中に 独りさまよい 腰掛けた場所は 酷い臭いで それでも あそこに 戻るより 嗚呼と 嘆く苦痛の 叫び 誰にも届かなくて 気付けば 握りしめてた 一輪の紅 手の中で 潰されても 生きている こんな生への 信念僕には無くて 頭が垂れる 涙流れる 切り開く為の 鍵と 生きる 決心を 僕に下さい 香る紅
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