第二章 死に逝く者と生き延びる者

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「ありがとう。」 男・・・・・・エリエルはそれだけだったが、少し声が高く響いていて嬉しそうだとは一発で解った。 「でも1つだけ言いたい事がある。」 俺には色々聞きたい事があった。 「何だい?」 「アークっていう俺の世界には無い力が異世界に行ったら使えるようになるんだよな? 俺は地球人であってアークの使い方が全く解らない。 どうやって使うのか教えてくれ。」 エリエルは間髪入れずに答える。 「大丈夫、次に目覚める時には解っているはずだよ。 それに奨の部屋にあった書物に人は忍術を使うって書いてあるのを参考にしたから安心して。」 俺は時間が止まったように固まった。
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