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黒が周りの死体を飲み込み俺の足元まで差し掛かった時、エリエルは話しかける。
黒に飲み込まれた俺の足は動かないだけで痛みは無い。
「そうか・・・・・・
大事な事を言っておくね・・・・・・
これから送る人生は僕の人生でもあり奨の人生でもある。
だから君の好きな様に生きてくれ。
僕は奨の力となって奨を支える・・・・・・」
「エリエル!」
[シュゥゥゥ・・・・・・]
エリエルの声が聞こえなくなり大声でエリエルの名前を叫んだ。
でもエリエルは返してはくれなく、黒一色が俺の体を飲み込み一方だった。
遂に頭以外飲み込まれ身動きも出来なくなった。
「おい・・・・・・
エリ・・・・・・」
首、口、鼻、目の順に飲み込み言葉も話せない目も見えなくなり、さっきの自分に戻った気分だ。
そして全て黒に飲み込まれた俺は意識を失った。
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