第三章 夢が叶う代価

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「・・・・・・エリエル?」 急に声がして俺は慌てた。 部屋のドアが開いていて、気付くと知らない人がドアの隣に立っていた。 その人は俺と同じくらいの身長で目が大きく、髪の毛は短く殆(ホトン)ど俺そっくりの顔をしていた。 第一印象だけどその人の方が俺より男っぽく、逞(タクマ)しい表情をしている。 そして衣服はどこかの貴族の衣服を身に纏(マト)っているようだ。 「ご無事なのですね!!!」 その人の叫び声につられてドアの奥から白衣みたいな衣服を着ている人が10人くらい入って来る。
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