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「解った。」
ここで断ったら桃が怒って言葉の嵐が降り懸かる絵が頭に浮かび、返事は1つしかなかった。
俺の返事を聞くと桃はニコッと笑い見覚えのある顔に戻っていた。
「絶対だよ!
私職員室に用事があるから適当に暇潰ししててね。
終わったらメールするから!」
そう言い残し桃は嵐のように消え去って行った。
その後友達に茶化され、適当に言い訳をした。
やはり桃は目立つ。成績、運動、性格が良いため何気ない会話をしても知らないうちに付き合っていると言った噂が中学から絶えない。
俺はその度に違うと毎回言っていた。それが唯一の週間と言っても過言ではなかった。
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