10.推理

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高峯は,その様子を語り始めた。 ――― 高峯『峰沢,あの火事の時何してた?』 峰沢『高峯さん,何のことですか?』 高峯『何してたんだ?って聞いてるんだ。』 峰沢『……すいませんでした…』 高峯『話してみろ。』 峰沢『あの家を火事にして,それに紛れて盗みをはたらきました…』 高峯『そうか。身の振り方は分かってるな?』 峰沢『はい…。』 ――― 亀山『そうだったんですか。』 高峯『もう少しちゃんと言えばよかったんですよね…』 右京『そうですねぇ…。』 右京が冷たい声をかける。 右京『全てはあなたの,私利私欲の結果。あなたは,消防士には向いていないのかもしれませんね。』 そういうと,高峯はそこに泣き崩れた。
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