4.遺族

2/3

87人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
二人は家の前に着いた。 亀山『ここかぁ。』 右京『行きますよ。』 インターホンを鳴らす。 すると,奥さんが出てきた。 亀山『警察の者なんですが,話できますか?』 奥さん『はい…。』 二人は家にあがっていった。 右京『さっそくなのですが,高垣さんはどういう人だったんですか?』 奥さん『あんな人死んで当然なんですよ。』 二人は驚いた。 亀山『というと?』 奥さん『あの人,最近仕事やめたんですよ,自分に合わないからって。自分勝手ですよね。そっからは,毎日自堕落に生活して…。だから,今は私がはたらいているんです。子供もいるのに…。あんな人と結婚しなきゃ良かった。でも,私はもう仕事はやめましたけど。』 右京『なぜですか?』 奥さん『あの人,生命保険に入ってたらしいから。多分1億は入ってくるはずなんだけど。』 右京『参考になりました。』 そういうと二人は家をあとにした。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加