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まさか……まさか……
『ひどいわっ! 高校時代はあんなに抱き合ってたのに! 今だってこうやって抱きついても喜ばないなんて……! やっぱ『慣れ』って怖いわね!』
そういえば早紀がお昼にあたしに抱きつきながらそんなこと言ってたような~……!
恨むわ、恨むわぁ~……さきぃ~っ!!!
「……思い出しました? 妬けちゃうなぁ……、立花さん、高校時代に主任とどんな風に抱き合ってたんだろ……?」
「……あ、あれは違うの! 早紀が勝手に変なこと言っただけで……! 全くのでたらめで……ってあれ……?」
必死にあたしが言い訳しているときに、あたしの首に巻かれた綾菜ちゃんの腕があたしからゆっくりと離れた。
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