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「あれ、何かな?その態度は。
…じゃあ軍ちゃん新しく作った機械の贄…っと間違えた。」
満面の笑みでさらっと恐ろしい言葉をこぼした。
「今確実、贄って言ったよねぇ!」
軍次が絶叫する。
「ごめんごめん。機械の錆にしてくれるわーーだった。」
「あんま変わってない!そして俺が犠牲になるのは変わりない!
あと機械はご勘弁してください。」
多分軍次は今のセリフを一息で言ったと思われる。
そう、この兄は機械を作る事に関しては天才なのだ。
だ・が、ただの天才ではない。
あれはそう、二年前のあの日球技大会でバスケの選手として、軍次は試合に出た。
一回戦でいきなり三年生にあたり、惜しくも敗退。
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