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家に帰ってドカッとソファーに座り、軍次はポツリと呟いてしまった。
そう
「あと、10センチ背が高かったらなぁ。」と。
呟いてしまったのだ向かいの椅子に座り、ボリボリせんべいを食っていた、兄に聞かれていることも知らずに。
次の日の朝、軍次はバンザイの格好でストレッチャーのような機械に固定されていた。
「……なんだ?……これは?」
軍次は当然のごとく疑問を口にした。
「あっ軍ちゃんやっと起きた~。」
軍次が頭を向けている方から綺一が出て来た。
「起きるの遅いよ~軍ちゃんは。ま、いっか。軍ちゃんさっきこれは何だ?って言ったよねぇ。よくぞ聞いてくれました!これは名付けて…」
少しためて綺一は言う。
「ぐんぐんのビール!!だよ~。」
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