不安

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玄関に入ろうとした時、中から彼が現れた!(ピクッ!!) 私は、思わずのけ反ってしまった。「よく、来てくれたな。待っとったんや」 彼が、言った。 「う…ぅん」 私は、小声でうなずいた。 そして社内へ入った。 なぜ、彼が会社へ自由に出入りできたのかというと、彼はマネージャーを任されていたため鍵を持っていたからである。 彼は、一番奥の社長室へと私を招き入れた。 (あっ?電気がついてないじゃん)部屋の灯がついていなかったので、私はスイッチに手を延ばした。 すると、彼がそれを制止して来たのだ!(えっ!?) 私は、驚いた。ついでに怖くもなっていた。 私は、聴いた。 「電気つけないの?」 彼は、答えた。 「灯つけたら、外から丸見えやんか!」(-д-;)ヘッ? 私は、彼の目的をハッキリと感じ取った(嘘~!?マジ!?) やはり、鈍感すぎだった…
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