優しい君へ

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ちゃんと笑ってる。   笑ってるはずなのに…。 何故寂しくなるの?   何故涙が溢れてくるの?   それは君が優しいから…。   私の理想は   君なんだろうね。   気付くのが遅かった…。   だから、   その優しさに触れて   懐かしかった。   嬉しかった。   寂しかった。   懐かしい優しさ。   懐かしい君の手。   懐かしい声。   私は泣いたよね。   涙が止まらなかった。   君はずっと励ましてくれた。   君は、   悲観しすぎる私を   優しく諭してくれた。   もう少し前を向こう。   もう少し生きてみよう。   まだまだあるって…。   私は、   悲観しても生きてみよう、   そう思えた。   私が求めていたもの。   それは、   安心感。   何気ない優しさ。   私は、   生きていく。   きっと…。   タイムリミットより、   大切なものを見つけたから。      
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