優しい君へ

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私が、 だんだん消えてゆく。 そう思うのは何故? 私は生きたいの? 死にたいの? ………。 答えが見つからない。 私には、 未来がないと思ってた。 そう思うことで、 私を保っていた。 病を放っておいて、 自虐に走り、 薬を飲まない日も 日に日に増えていった。 咎める人もいなかった。 死ねばいいと思ってた。 それはあっさりと 否定された。 でも、 全てをコントロールすることはできない。 だから、 支えを探していたのかもしれない。 私は、探しているのだろうか? 探すのが怖いんだろうね。 眠れない日々。 眠ったはずなのに、 なんで… こんなにつらいんだろう…。 だからって、 誰かに頼りたくない。 頼れないよ…。 甘えたらダメだと 思うから…。 ひとりでもいい。 今を生きるなら…。 私が死を望んだとき、 誰かの優しさは… 痛いのかな…? 悲しみを知っているから、 悲しみを生むのかもしれない。 誰かが泣いてくれたら、 私はどうするんだろう…? 絶望を見た心は 君の声すら聞こえない。 ごめんね…。
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