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『おかん…母親は自分が癌である事を知ってるんですか?』
すると先生から
『今はまだ知りませんが、これから癌である事も、手術が無理なことも、全てお話しする予定です。』
…そんな残酷すぎる。
『ちょっと待ってください。いきなりあなたは癌です。余命3ヶ月位です』って言われる母親の気持ちを考えると
もう少し落ち着いてからでも良いんじゃないですか?
すると先生から
『患者は自分の病名、それにこれからの対策を知る権利があります。』
『先延ばしにしても、それは患者…母親にとってもマイナスな事です。』
『これからの3ヶ月という期間を母親だけではなく家族がどう癌と向き合って、支えになってあげれるかが大切な事です。』
…今の俺におかんに何が出来るだろう?
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