第四章 失恋

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モバイ 「こんなに世界は広く沢山女性がいるじゃないか元気を出せ。」 モバイは小さい声で呟いたつもりだった。 だが言語変換ツールの音量調整を忘れていた為に、店内に大きくモバイの声が響いた。 モバイの声が青年に聞こえてしまった。   ( ̄▽ ̄;)ヤバイ 青年 「君に何がわかるんだ」 失恋した彼が搾り出した様な声でモバイに言った。 しまった!聞こえたか… 青年 「彼女は世界でたった一人の大切な女性だった…」 「彼女の様な素敵な女性は、他にはいない。 俺はもうだめだ。何もする気になれない…」 まるで、この世の終わりかと思わせる様な顔つきで、彼は身の回りの物を片付け、カフェから1人肩を落とし、寂しそうに出て行った。 ORT
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