第五章 ときめき

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彼女の感情指標は、高まっている。 どうしたのだ。この数字今度は、160Zを超えているじゃないか… 彼女は、今入って来た男性客に特別な感情があるらしい。 どんどん数字が上がっている。 彼女は、気のせいか少し顔色が朱に染まった。 そして、気のせいか表情が優しくなっている。 よく見ると、目が潤み光って見えた。さっきまでの彼女とは違う。 自動感情分析は、それが地球人の『恋』である事を機械的に示した。 彼女とあの客についてもう少し調べる事にした。 女性Data∽∽∽∽∽∽∽ 学生20才 独身 男性24才 独身 二人はまだ会話をした事がありません。 男性は彼女の存在を知りません。 男性は時々ここに来るだけの様です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
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