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……遠い北海道
ただシュートに明け暮れる毎日…
夢を追い続けてまだ足下も見たことのない高校生が一人…
体育館にたたずんでいる……
彼の名は「霧崎真代(ましろ)」
彼の才能は道内でもトップクラス
もう一人中学時代に全国を経験している「東条マサキ」もいるが、勝てない現実
ーガラガラッ
マサキ「よおぉ…今日もやってんな」
低い口調で言う…
真代「まあな…だけど俺の到達点はここじゃないしね……」
マサキ「今年こそか…」
マサキが軽く微笑む
真代「何だよ…何かかくしてんのか?」
軽い口調で続ける
マサキ「まあな」
真代「何か薄気味悪いなぁ」
不安がる真代をよそにしてマサキはおちょくるように言う
マサキ「そんなに考えなくても別に大丈夫だってただ一年生に良いのがくるってだけだよ(笑)」
真代「一年生?上手いのか?」
マサキ「まあ見りゃ分かるって」
………そうこの一年生こそ、後に全国で名を上げることになる
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