因縁

41/53
前へ
/1001ページ
次へ
次の瞬間─── 鳴り響いたのは 花坂が待ち望んだ、 鈍い音であった。 ━━━━━━ ガツン!! ━━━━━━ 『!!!、ぃよっしゃあ! ラッキー!!!!!』 一気に花坂のベンチが 沸いてくる。 外した須田は 動揺があからさまに 現れていた。 (・・・気にするな── どうせ次は決める───) ━━━━━━ ドックン・・・ ドックン・・・ ドックン・・・ ━━━━━━ 須田の心臓は 今にも外に漏れだしそうなほど 大きく脈打っていた。 そして、シュートを放つ─── ━━━━━━ シュッ!!! ズガン!!! ━━━━━━』
/1001ページ

最初のコメントを投稿しよう!

653人が本棚に入れています
本棚に追加