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この一本でまずは
同点となる花坂
この時点ですでに
花坂側のベンチ
応援は爆発している。
──あと一本──
ただこれを決めれば
勝利できる至高のシュート
酒伊は再び、
大きく息を吐き
呼吸を整え直す。
その集中力を
指先に研ぎ澄ませた。
━━━━━━
ダムッ──
ダムッ──
━━━━━━
再び長い沈黙
酒伊の目先は
リングだけを映す。
───決める!!
━━━━━━
シュッ!!
シュパ!!!
━━━━━━
『いよっしゃぁぁ!!!』
花坂全員が歓喜に沸く。
コート内の選手も
例外ではなかった。
だが、その刹那
その内の“例外”が
花坂に戦慄をもたらす。
━━━━━━
ビュン!!!
━━━━━━
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