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「さてと……青木行くぞ」
省吾「へっ……行くって何処へです?」
「決まってんだろ!ガイ者の自宅だよ!自宅……何か証拠になる物が在るかもしれん」
「でっですが……鑑識の家宅調査によれば犯行の動機になるような物は、見付からなかったと報告が出てますよ」
「馬鹿野郎か?お前は?えぇ……ホシの心情ついて何にも知らない鑑識の話しを真に受けるなよ」
俺はそう愚痴を飛ばしながらコートを取る。
「それよりお前、この後予定あるか?」
「えぇ…まぁ…合コンだったんですよ。大学病院のナースさんと……ですが事件が起きてしまったので一応キャンセル入れておきました」
まぁ……青木も最近の若い世代の人間だ。クリスマスだから合コンぐらいしたいだろうな。仕方がない、とりあえず家宅捜査した後にこいつに何かおごってやるか……。
「それじゅ…私帰るから…あぁ早く旦那の作った温かい手料理が食べたい!」
美穂はすごいスピードで帰って行った。
家族を持たない俺達に嫌味かよ。
「それじゃあ…行くぞ」
「はい」
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