私的外来生物図鑑

七十九回目

シラコバトは💧外来生物なのに💧天然記念物に指定されている💧稀な外来鳥である💧原産地は💧ヨーロッパから中東、南アジアから東アジアから中国や朝鮮半島迄に広く分布する💧全身がクリーム色で💧首に黒色の細い羽毛が襟巻き状についています。単調に（クー、クー、クー）と三回続けて鳴きます。開けた森林や農場、郊外の公園等に棲息します。餌は💧種子や穀物、液果、ニワトリ等の家畜や家禽の飼料も好んで食べます。滑空飛翔のディスプレイで💧尾羽の下面にある白黒の模様を誇示して💧求愛を行う💧樹木や建造物に枝を積み上げた簡単かつ粗末な巣を作り💧雛を育てる💧💧ヨーロッパへは1930年以降にアジアからペット等を目的に輸入された物が逸出💧💧いまや💧スペイン、ポルトガル、アイスランドを除くヨーロッパ全域に定着してしまった💧💧日本へは江戸時代もしくは💧それより古い時代に人為的に移入されたとされる💧💧時代は移り💧昭和に入って💧環境破壊やら密猟やらで💧シラコバトの数も減少して💧埼玉県越谷市近辺にのみ棲息する鳥になってしまった💧💧その為にシラコバトは天然記念物に指定されると云う💧例外的な外来生物になったのです💧💧長らく個体数が増えなかったシラコバトだが💧ここに来て💧個体数も回復傾向にあり埼玉県の広い範囲で見られる鳥になりつつあります。