十回目

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時はバブル前後💧世の中は好景気に湧き💧高級品が飛ぶ様に売れ・・・一億総中流と呼ばれて久しい・・今から思えば夢の様な時代がありました・・・。(広末涼子と阿部寛主演のバブルへGO!と云う映画を見て貰うとわかりやすい💧)その頃に日本のご婦人方に人気があったのが・・ミンクやチンチラ、シルバーフォックス等の毛皮のコート・・並のミンクのコートで二、三百万したと云います。しかし・・時は移り・・動物愛護の高まりと共に・・毛皮の需要はかなり減りました・・愛護の方達は自分達の運動が実った結果だ‼って思われるデショウガ💧残酷だ‼って言われて殺されていた毛皮獣に養殖され毛皮を取られるより残酷な結末とその種に対する悪名をモタラス事になりました・・・。それが今回の主役のアメリカミンクです・・。原産国は北アメリカからカナダを経てアラスカまで。日本には1930年(昭和五年)に北海道に四頭が導入されたのが最初とされる・・養殖が本格化したのが1955年(昭和三十年)からで北海道を始め青森、岩手、宮城、新潟、長野、福島等に四百を越える施設があり相当数のミンクが養殖されていた。しかし・・世界的な毛皮反対運動を始めとする動物愛護の精神の浸透から次第に需要が減り💧💧今では北海道で僅かに養殖されているだけです。廃業した業者がミンクを遺棄した結果・・日本では北海道、長野県、福島県で野性化💧💧飼育品種では、プラチナ、サファイア、バイオレット、シルバー等がありますが野性化すると原種に近い暗褐色になる様です。野性化したミンクはその強い肉食性でもって💧在来の生物を捕食しまくり💧いまやお尋ね者として追われる始末・・💧1994年には狩猟獣に指定され揚句に特定外来生物に選定され毛皮を取られるより惨い扱いを受けています💧💧毛皮獣として品種改良をうけた・・家畜であるミンクがその目的を失った時・・家畜から害獣💧害獣から特定外来生物に坂を転げる様になりました。これは動物愛護家の方達の功罪なので何とかして貰わないと・・責任をトラナイってナイデスヨネ(苦笑)
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