-お付き合い-

7/8
前へ
/172ページ
次へ
「はぁ?親戚とか関係無いじゃん。お前の兄弟とかが病院行ってれば良くない?」 ・・・え? 嘘だけど一瞬、なんて無責任な!と思った。 【でも親から電話だし、親戚も心配だから帰るね。】 私はバックを持って無理やり帰ろうと思い、彼の家の玄関の方向に向かった瞬間… バンっと大きな物音が。 彼が玄関に向かって、私の後ろからティッシュの箱を投げつけた。 「病院なんか行くなよ!お前は家に居ろよ!」 彼が怒鳴った。 私は唖然としてしまった。 何が起きたかもわからず、普通のカップルなら帰してくれると思うのに。 いきなり怒鳴られた事に頭に来た私はそのまま玄関を開け、家を出る。 そしてそのまま自分の家へ向かう。 この時に私は気がつけば良かったんだ。 でもうぬぼれてた私には気がつく頭がなかった。
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1223人が本棚に入れています
本棚に追加