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帰る最中に何回も彼からの着信。
私は怒鳴られた事に頭に来て、電話に出なかった。
そしたら一通のメール。
「ごめんね。怒ってるよね。電話に出て。俺はお前に居て欲しいから怒鳴っちゃったんだ…」と。
私のイライラは治まらずシカト。
40分後。
3日ぶりの我が家に到着。
家に帰り猫の顔を見て安心した私は、一服しながら彼に電話。
【今、家に着いたよ。これから病院行ってくるから。】
「…さっきは怒鳴ってごめん。」
彼なりに反省したと思い、許したんだ。
【別にいいよ。今日は病院行くし会えないからね。】
「どこの病院行くの?お前の帰りは俺が迎えに行くから病院教えて!」
【いやいや…迎えに来てくれるのは嬉しいけど、親とかみんな居るだろうし大丈夫。】
ここで断らないと、また彼の家に遊びに行って帰りたい時に帰れないと嫌だもんな…と思いつつ、最後まで親戚が入院と嘘をついて。
「そっか。わかったよ。俺は今日は先輩と居酒屋でも行く事にするよ。お前も連絡ちょうだいね。」
電話を切り、3日ぶりの我が家で猫とのんびり。
こんな先行きが不安なスタートで、彼とのお付き合いと共に、3日に1回は我が家に帰る半同棲生活は始まった。
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