里中藍の金のタマネギ（第２回）

オープニング

里中：甘いよ、高幡君。大人の社会ってのはね、まず結果出さなきゃ意味ないんだよ。あたしがいつも悪口言っている、ムカつくことに書籍化もされやがったあの番組あるだろ？
高幡：ああ、うちの局でも放送されているあの番組ですね。
里中：あれ、累計聴取者数1000万だよ。
高幡：えー！
里中：いいか、あたしたちの番組は４ヶ月で３３人つまり１年で約１００人だ。正確には９９人だけど１年で聴取者数２ケタはさすがに心折れるから心持ち３桁にしておくけど。
高幡：１年で100人で平気ってそれだけでも相当心の芯が強いですけどね。
里中：つまりあいつらに追いつこうと思ったら単純に考えて10万年かかるんだ。路線変更したくもなるだろ。もし、君が100年がっつり生きてその人生を全てこのラジオに捧げて、なおかつ輪廻転生してその人生を1000回繰り返してもいいんなら、今から以前のラジオに戻してあげてもいいけど。
高幡：嫌ですよ、そんなラジオ地獄！　僕どんだけひどい罪犯したんですか！　
里中：あたしだって嫌だよ。
これに比べたらカイジがコンビニのバイトで十数年かかって借金返すなんて屁みたいなもんだ。
高幡：それと比較するのはちょっと。あと、漫画読んでないと分からない話しないで下さい。