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『彩音様」 今呼ばれたよね… 振り返れば子犬が一匹 この瞳には覚えがあった もしかして… 「こうが?」 『はい!」 嬉しかったのかしっぽがぶんぶん揺れた 「彩音!何?犬?飼ってたっけ?」 え…みえんの? 「あ…最近ね!」 「いいなぁ…何君?」 目をキラキラさせている瑞希 「え…煌牙…」 一応狼何だけど…て言うかアヤカシの首領だったりするんだけど 「へぇ!」 『彩音様!二宮の巫女様が…フガっ」 瑞希の前で何しゃべってんだてめぇ とっさに口を鷲掴み 「な!!何してんの彩音!」 わたわたする煌牙 焦ってあたしの手をゆるませる瑞希 『普通の人間には聞こえませんよ」 なぁんだはやく言ってよね ん…て言うか今なんか 「あ♪や♪ねちゃん」 いつの間にかそばまで来ていたその人はあたしが逆らえない人その1だった
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