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話し終えた
瑞希はいつもの顔で笑った
瑞希の口から出たのは拒絶ではなかった
なぜか安心して
心のおくで嫌われるのを畏れていたようだ
この人は大丈夫だと思った瞬間泣きそうになったけどそれは笑顔に変えた
「そういえば最近おかしかったもんね」
「まぁ…ていうか瑞希好かれる質だよね」
雑鬼に
「まぢ?(泣)こわっ」
「まぁそれはあたしに任せて(笑)」
しばらく話していると
瑞希がずっと朔を見ているのに気づいた
「触りたいんでしょ」
「ばれた?」
「なにをするっ」
嫌がる朔をガシッと捕まえて瑞希の方に向き直る
瑞希は嬉々として撫でまくった
「うっはぁ…気持ちいい!」
玉兎の毛並みはそれはもうラビットファーですから!
その日1日朔の機嫌が悪かったのは言うまでもない(笑)
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