月夜のおみゆき

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力? 「お前は歴代の中でも一番力が強かった.だが幼い体には強すぎる力」 人ならざる者や神々を見、人界と神々を結び占をもって人をみちびき 自らの気で式を操り術を施す 術者に必要なちかららしい 「逆に辛い思いをさせたようだ…すまない」 「…いえ…今生きていられるのはきっと力がなかったからですよね」 あたしはいろんな人に守られてばっかり、…なんだな 「私できる限りのことをします」 守ってくれたみんなのためにも 「彩音様」 桜妃が杯をわたす 「盟約の証だ…」 月の君が杯をあげる あたしもならって杯をあげた それをみて月の君は安心したように微笑み杯の酒をのみ干した 「彩音様飲んでくださいませ」 みとれて杯をあげたまま かたまってたあたし 桜妃のみみうちではっとする え!あたし未成年だし てしっ いつの間にかそばにいた朔が杯を持つ手をつかみ無理やり口に含ませた ごくっ あ… 「飲んじゃった」
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