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なぜか触れられてから少し楽になったな
何分たったかな
水の音だけがずっと響いて
まだかなりいたいけど
逆に何も考えられないからいいのかもしれない
ご先祖様もこうしてたってたのかな…
「もう良かろうて」
また手がふれた
うまく動かない体
岸まで手を引いてくれた
しずくでかみが顔にはりついて前がみえない
髪をかきわけていると柔らかい布に包まれた
そのまま髪をわしゃわしゃされる
「彩音様こちらへ」
さっきは気付かなかったけど滝のそばには小屋があった
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