修行 レベル2

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これは、 昼間よりひどいっ 暗闇でも良く見えるように自分に術をかけてみたら… 「すごいね…」 一緒についてきてくれた沙羅はまた苦笑している 「昔はもっとすごかったぞ百鬼夜行といってな」 夜中にくりひろげられるアヤカシたちのパレード? 「いくつかの派閥があってその主たちを筆頭にゾロゾロと…抗争があると…」 うわぁ想像したくないなっ 「これ祓う祓わないはどうやって決めればいいの…」 「かんだ」 えらそうに答えたウサギさん かん? かんて、そんなんでいいの? 沙羅に問いかける目線を投げれば 「そうだな…人に害をなそうと悪意を感じれば祓う」 「陰陽師の勘は当たるもんだ…全部祓ってたらきりがないしな」 ウサギさんはさくさくさきへゆく いまのところ 悪意がある奴はいないかんじだけど、 見渡していれば 突然足下に黒い影
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