修行 レベル2

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猫又の横に大きなトカゲの雑鬼が1匹 耳打ちするように寄り添った 猫は耳をかたむけあたしの後ろに立つ沙羅に目をあわせた 「龍神様の娘どのでしたか、おかわりになられた…」 知り合い? 「最近龍神様が弱っていらっしゃる」 「父上が?」 「もう何十年かあっていないでしょう?」 「そおなの?」 頭をかく 沙羅は目が泳ぐ 「あぁまぁ…」 「けんかでもしてるの?」 だったらかえりにくいよね 無理にいくことはないと… 「そういうわけではない」 微笑しながら首をふる なぁんだ…ちがうのか 「ただ4代前の当主があの滝を整備してくれたのでな居心地がよくて…」 「会いに行ったら?」 「そうだな…」 そういうことになった
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