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猫又の横に大きなトカゲの雑鬼が1匹
耳打ちするように寄り添った
猫は耳をかたむけあたしの後ろに立つ沙羅に目をあわせた
「龍神様の娘どのでしたか、おかわりになられた…」
知り合い?
「最近龍神様が弱っていらっしゃる」
「父上が?」
「もう何十年かあっていないでしょう?」
「そおなの?」
頭をかく 沙羅は目が泳ぐ
「あぁまぁ…」
「けんかでもしてるの?」
だったらかえりにくいよね
無理にいくことはないと…
「そういうわけではない」
微笑しながら首をふる
なぁんだ…ちがうのか
「ただ4代前の当主があの滝を整備してくれたのでな居心地がよくて…」
「会いに行ったら?」
「そうだな…」
そういうことになった
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